ストーリー

STORY(序章)

ストーリー

夜明け前の日立の海の夜空に、オレンジ色に輝く日立の地主神・星の神様「甕星香々背男」(テノール)が、
今日の一日、市民の幸せを願い歌っている。
やがて太陽(ソプラノ)が昇り、人々が目覚め、活動がはじまる。日立の巨樹スダジイが生える広場に、
子どもたちが遊びにやってくる。にぎやかな声に誘われて、スダジイの精霊(スダ爺・バリトン)が、おもわず飛び出す。
驚いた子どもたちだが、すっかりスダ爺と仲良しになり、
スダ爺の持つ七つの玉手箱(日立モーターの形をした)におさめられた、
日立の1500 年間の説話が歌や踊りとなって現われ、子どもたちは感動するのである。
さてどんな物語が飛び出してくるのでしょうか・・・。

第1幕の構成と内容

■序曲「日立の夜明け」甕星香々背男(みかぼしかがせお)と太陽の二重唱
■プロローグ日立の巨樹「スダジイが生える杜」(我らの日立ソロ)
■第1の玉手箱「泉が森」(児童の作詩による歌と踊り)と「小貝浜」(金色姫)
■第2の玉手箱「ささら踊り」(お囃子のオーケストラ伴奏による踊り)
■第3の玉手箱「水戸光圀・七夕磯・暇修館(かしゅうかん)(興芸館)・市の鳥ウミウ
■大窪詩仏の漢詩(現代語訳)による大合唱曲「桜」


「ささら」踊り


第2幕の構成と内容

■第4の玉手箱「近代の日立を創った人」久原房之助(くはらふさのすけ)と関右馬允(せきうまのじょう)と小平浪平(こだいらなみへい)
■第5の玉手箱「日立風流物を謳う」(お囃子のオーケストラ伴奏による合唱)
■第の玉手箱「日立市の誕生と戦争被害と鎮魂歌」(ソロと合唱)
■第7の玉手箱「自然と人間の共生」(ヒカリモソロと合唱)
■終曲「日立の未来」大合唱曲「わが日立」)と子守歌「おやすみ日立の児ら」(ソロ)
■エピローグ「甕星香々背男とと月」二重唱「我は明かりを照らそう!」

日立鉱山


台本制作・作曲

SCREENPLAY / COMPOSITION

仙道作三

仙 道 作 三 秋田県出身 台本制作・作曲家・演出家・エッセイスト

■Profile
1945年秋田県羽後町の農家に生まれ、1960年中学校卒業後集団就職で日立に就職。
1964年、19歳でクラッシックギターを習い始める。1966年、禁じられた遊びで有名なナルシソ・イエペスのギターリサイタルを日比谷公会堂で聴き、プロの道を目指し、音楽理論を独学する。
1971年、東京芸術大学教授作曲家故柴田南雄氏(文化勲章受章)の門を叩き直弟子となり、音楽理論を4年間学ぶ。
同時にピアノを独習。西洋史、日本史、哲学、宗教史、英語、古典文学、現代詩、俳句、短歌、書道、絵画、彫刻など、あらゆるものを学び西洋文化と日本文化の教養を身につける。
1978年、フルートとギターのための3つの対話の上演。柴又帝釈天本尊出現200年記念委嘱作品オラトリオ「インドラ讃歌」の上演を期に故柴田南雄氏の元、8年間の研鑽を積み卒業する。
以後、仏教哲学、インド美学を学び、ニューヨークやパリへ遊学し研鑽を積む。
その作品は、仏教哲学とインド哲学に裏づけされ、輪廻の思想を中心に置きながら地球環境という大きなテーマを背景に持ち、オペラやミュージカルや地域活性化に一役を担っている。

■主な受賞歴・経歴
1990年 オペラ【手賀沼讃歌】で、第3回「ヌーベル文化賞」を受賞。
1993年 オペレッタ【注文の多い料理店】で第3回「宮沢賢治賞奨励賞」を受賞。
1995年 縄文ページェント【琴の湖】で、「毎日地方自治大賞奨励賞」受賞。
1997年 第11回「町づくり賞」。1998年 「自治大臣賞」。2002年 「秋田県芸術選奨」、2003年 「内閣官房長官賞」。
2002年 ミュージカル【黒媛物語】で、「岡山県芸術祭特別賞」受賞など。
2002年 国土交通省の補助事業:交響詩「利根川322」、2005年 オペラ「八犬伝」
2007年 国土交通省の補助事業:交響詩「多摩川の流れは絶えずして138」
2007年 国土交通省の補助事業:交響詩「荒川173、墨田川23.5」
2007年 ミュージカル「銀河鉄道の夜」、オペラ「与謝野晶子・みだれ髪」、オペラ「松尾芭蕉・奥の細道」
2009年 「樋口一葉・恋の和歌」、2010年「小林一茶・七番日記」
2011年 レクイエム「東北の人たちへ送る哀歌」、2013年「若山牧水・みなかみ紀行」
2014年 シアターピース「筑波の聲」、2015年「オペラ「恵信尼さん」
2015年 オペラ 石川啄木と妻・節子「小天地」、2016年 オペラ 正岡子規「病床六尺に生きる」
2016年 オペラ「関東の親鸞さん」、2017年 オペラ 若山牧水・『水の声』



CAST

配役・出演者

配役 出演者
太陽神・山の神 Sop:山口佳子
甕星香々背男 ・久原房之助 Ten:相山潤平
スダジイ・子守歌 Bar :水島正樹
金色姫 Sop:愛宕結衣
浦人 Sop:塙亜寿美
水戸黄門・鎮魂歌 Ten:豊原奏
助さん・月 Sop:柏原奈穂
格さん Msop:中島愛恵
ウミウ・ヒカリモ Sop:薄井美伽
関右馬允・フレミング Bar:近藤圭
合唱 Sop根本真澄
Msop櫻井陽香
Ten田中雅史
Bar齋藤一頼
小平浪平 丹野晶博(日立市民)
子供たち 大久保小学校児童有志
水木小学校児童有志
中学生 佐藤咲楽
樫村莉奈
富岡ゆりあ
合唱 茨城キリスト教学園中学校高等学校コーラス部
茨城大学混声合唱団(合唱指導・堤 五郎)
ナレーション 大山亜莉沙
額賀成美
バレエ レイコバレエスクール
小林典子モダンバレエ研究所
ヨーコバレエアカデミー
ささら 会瀬佐佐羅保存会
能舞 能楽師 後田洋子

MUSIC

演奏

楽器 演奏者
シンセ 河合丈則
ピアノ 中井裕司
パーカッション 小室伽菜・草野直樹
津軽三味線 高橋拓美
エレキギター 稲垣恵造

STUFF

スタッフ

役職 氏名
総監督 仙道作三
演出助手 水野明人・水野樹里
稽古ピアノ 皆川久子・湯本景子・阿部桂子
舞台監督 栗山佳幸
衣装 宮本宣子
舞台美術 仙道作三
照明・音響 (有)グランドマザー
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